ニューヨーク貴金属市況=金は大幅続落、1700ドルを割り込む

2020/05/07 6:00:00

 6日のニューヨーク貴金属市場は、パラジウムを除いて下落。
 NY金は大幅続落。欧州中央銀行(ECB)の金融政策をめぐる不透明感などからユーロが対ドルで売られやすくなっており、ドル建てで取引される金の割高感が依然生じる格好。この日発表された4月のADP全米雇用報告で、民間就業者数の減少幅が過去最悪を記録するなど雇用環境の悪化が示されたことで下げ渋る場面もあったが、それも長くは続かず米国などで経済活動再開の動きへの期待が日増しに強まっていることで安全資産とされる金の魅力が低下しているためか、再び下げ足を強める格好。1700ドルの節目を割り込むなど大きく水準を切り下げた。
 NY白金は大幅反落。米中貿易摩擦激化への懸念が再燃していることに依然圧迫されたほか、金の大幅下落にも追随して売りが優勢となる格好。米国などでの経済活動再開の動きへの期待感などに支えられる場面もあったが、長くは続かなかった。

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