ニューヨーク貴金属市況=金は反落、米雇用統計などを受けて売り先行

2020/05/09 6:00:00

 週末8日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は反落。米労働省がこの日発表した4月雇用統計で、景気動向を反映する非農業部門就業者数が前月比2050万人減と1939年の集計開始以来で最大の落ち込みとなったほか、失業率も14.7%と戦後最悪を記録。ただ、悪化の程度が市場予想ほどではなかったためか売り物が先行。また、米中両国が新型コロナウイルスの流行をめぐり対立を深める中、中国の劉鶴副首相と米国のライトハイザー通商代表部(USTR)代表らが電話協議を行い、貿易協議第1段階の合意実現に向けた協力で一致したとの報が伝わったことも、安全資産とされる金の売りを促した。
 NY白金は続伸。4月米雇用統計が予想されたほどの悪化ぶりでなかったことなどを受け、米株価が上昇したことを背景に買いが先行。一時は800ドルの節目を回復したが、金の下落に圧迫されたためか伸び悩んだ。

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