ニューヨーク貴金属市況=金はFRB議長発言などを受け続伸

2020/05/14 6:00:00

 13日のニューヨーク貴金属市場は、金を除き下落。
 NY金は続伸。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は13日、米ピーターソン国際研究所主催のオンラインセミナーで講演し、景気の先行きについて「不確実性が高く、大きな下振れリスクにさらされている」と発言したことに加え、本日発表された4月の米卸売物価指数が市場予想を下回ったうえ、現行方式で統計を取り始めた2009年12月以降で最大の落ち込み幅となったことなどを背景に、投資家のリスク回避姿勢が広がり、相対的に安全な資産とされる金を買う動きが優勢となり続伸となった。
 NY白金は金の上昇に連れ高となっていたものの、その後はパウエルFRB議長が景気の先行きに警戒感を示したことで、白金の需要減退観測が広がったほか、米株価が下落したことに連れる格好で続落となった。

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