東京貴金属見通し=東京金、軟調推移か

2012/06/22 17:07:22

<金>
 今週の東京金は、米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加金融緩和(QE3)の見送りを要因にNY金が急落したため、値位置を切り下げる形での越週となった。
 来週は、NY金が今週の大幅な下落により地合いを悪化させたことで、軟調推移を強いられそうだ。為替相場におけるユーロの不安定な動きを背景にした世界的な経済の減速懸念が、投資家心理を弱気にさせ株安・商品安の懸念を高めている。連鎖安を警戒する局面のようだ。ただ、28・29日に開催される欧州首脳会議が、ユーロ安に対する懸念を払拭させるようだと、ユーロ高・ドル安によりNY金の地合いは回復に向かうかもしれない。
 来週の先限予想中心レンジは3900円〜4150円。

<白金>
 今週の東京白金は下落。欧米の追加金融緩和への期待感や、金価格の上昇をみた買いに支えられる場面もあったが、欧州債務危機への警戒感や、米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加金融緩和が見送られたことへの失望感などに圧迫され、値位置を切り下げた。
 また、欧州や中国の景気後退懸念も圧迫材料。6月のHSBC中国製造業購買担当者景況指数(PMI)速報値は前月比低下し、景況判断の水準である50を8カ月連続で下回った他、同月のユーロ圏PMIも2009年6月以来の低水準である前月の確報値から横ばい水準に留まっており、両国における自動車販売不振への懸念にも下押され、来週は弱含みの展開になると予想される。
 来週の予想レンジは先限ベースで3500円〜3800円。

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