ニューヨーク貴金属市況=金は大幅反落、米株高などを背景に売り優勢

2020/05/27 6:00:00

 休場明け26日のニューヨーク貴金属市場は、パラジウムを除いて下落。
 NY金は大幅反落。緊急事態宣言が全国で解除された日本など世界各国で新型コロナウイルス対策の制限措置緩和の動きが広がる中、米国内で厳格な新型コロナウイルス対策をとっていた西部カリフォルニア州が25日、一定の条件下で小売店や礼拝施設の再開を許可する方針を表明。こうした背景から経済活動が活発化するとの期待が高まって米株価が大幅上昇したため、投資家のリスク回避姿勢が弱まり安全資産とされる金の魅力が低下して売り物が膨らむ格好。テクニカル的な売りも多く見受けられ、一時は前日比で30ドル超の下落幅を記録した。
 NY白金は反落。新型コロナウイルス対策の制限措置緩和の動きが世界各国で広がる中、工業用需要回復期待が高まって買われる場面もあったが、その後は利益確定売りに押されたほか、金の大幅安にも圧迫されてマイナス圏へ転落した。

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