ニューヨーク貴金属市況=金は反発、中盤以降に買い戻される

2020/05/28 6:00:00

 27日のニューヨーク貴金属市場は、パラジウムを除いて堅調。
 NY金は反発。取引序盤までは、新型コロナウイルス感染防止のため制限していた経済活動を再開する動きが世界的に広がる中、欧州連合(EU)欧州委員会が経済再建に向けて7500億ユーロ(約89兆円)に上る基金の新設を提案すると伝わったほか、米議会でも追加経済対策を協議する可能性が報じられ、これらを受けて投資家のリスク選好姿勢が強まったことから安全資産とされる金は売られ、一時は1684.20ドルまで下落。約3週間ぶりの安値を付けたが、取引中盤以降になると中国政府が香港統制を強化する「国家安全法」を制定する方針である中、ポンペオ米国務長官が香港に対し米国内法に基づく優遇措置を認められないと議会に報告したと明らかにし、米中対立激化への懸念が再燃して投資家のリスク回避姿勢が強まったため、金は買い戻しが入ってプラス圏に浮上した。
 NY白金も反発。世界的な経済活動再開の動きに引き続き支えられる中、欧米株価や金の上昇にも支援された。

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