ニューヨーク貴金属市況=金は世界経済への期待感が広がり続落

2020/06/03 6:00:00

 2日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み下落。
 NY金は続落。全米各地で人種差別への抗議デモが暴動に発展していることに加え、米中両国の対立激化への懸念が根強いことから、投資家のリスク回避姿勢が広がり、相対的に安全資産とされる金を買う動きが先行し、取引序盤は反発となっていた。ただ、その後は欧米で新型コロナウイルスの感染拡大で事実上停止していた経済活動を段階的に再開する動きが継続しているうえ、感染が深刻な米ニューヨーク市でも8日から段階的に規制を緩和することを背景に、世界的な景気回復への期待感が広がり、投資家のリスク回避姿勢が後退したため、安全資産の金を売る動きが優勢となり続落となった。
 NY白金は最近の買われ過ぎ感に対するテクニカル売りに加え、金やパラジウムの下落に連れる格好で反落となった。

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