ニューヨーク貴金属市況=金はドル安を背景に大幅反発

2020/06/05 6:00:00

 4日のニューヨーク貴金属市場は、パラジウムを除き反発。
 NY金は大幅反発。欧州中央銀行(ECB)は4日の理事会で、資産購入計画(PEPP)の規模を6000億ユーロ(約73兆円)増額し、1兆3500億ユーロに拡充する追加緩和を決定したことを受け、欧州経済の持ち直し期待が強まったほか、本日発表された米週間新規失業保険申請件数は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための外出規制が始まった3月以降で、初めて200万件を下回ったものの、市場予想を上回ったことに加え、受給者総数が増加に転じ、米雇用情勢悪化の長期化への懸念が広がったことを背景に、ドルが対ユーロで軟調に推移し、ドル建てで取引される金の割安感が強まり大幅反発となった。
 NY白金は引き続き景気回復への期待感から需要増加観測が広がったほか、金の上昇に連れる格好で反発となった。

関連ニュース(貴金属)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ