ニューヨーク貴金属市況=金は反落、FOMC後に1740ドル台に上伸

2020/06/11 6:00:00

 10日のニューヨーク貴金属市場は、銀を除き下落。
 NY金は反落。前日の強地合いを引き継いで、一時1トロイオンス=1730ドル台半ばまで上昇した。その後は、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて持ち高調整の動きが優勢となるなか、次第に値を消す格好となり、小幅ながらマイナスに転じた。注目されたFOMCでは金融政策の維持が決まった。事実上のゼロ金利継続は市場予想通りであったものの、FOMCメンバーによる金利見通しで参加者全員が22年末までゼロ金利を見込んでいることが明らかとなり、これを手掛かりに買い戻される展開。清算値(終値)確定後の取引で上伸。パウエルFRB議長が会見で、イールドカーブ・コントロール(長短金利操作)をさらに議論すると述べたほか、議会とFRBはさらに行動しなければならない可能性があると語ったことなどを受けて、1740ドル台に浮上して推移している。
 NY白金は続落。テクニカル要因からの売り物に一時830ドル台まで下落した。しかしその後は、ドル軟化による割安感の台頭に支援され下げ幅を縮小する動きとなった。

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