ニューヨーク貴金属市況=金は上伸、一時1750ドル台

2020/06/12 6:00:00

 11日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は上伸。前日の清算値(終値)確定後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で、2022年末までのゼロ金利維持が示唆された。また、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が米国の景気先行きや雇用情勢に慎重な見方を示したことも金買い要因となり、1トロイオンス=1740ドル台まで上昇した。欧州取引時間帯には利益確定売りに上げ幅を削る場面がみられたものの、NY取引開始後は、米国株が急落となり、投資家のリスク回避姿勢が強まったため、一時1750ドル台まで値を伸ばす展開となった。市場では「経済活動を早期に再開したテキサス州などで、新型コロナの感染者が増加傾向にあることや、全米に拡大した抗議デモが新たな感染源となることへの警戒感が強まっており、米景気回復が遅れるとの見方が投資家のリスク回避の動きを誘っている」との指摘が聞かれた。
 NY白金は大幅続落。欧米株の大幅下落に加え、米国での新型コロナ「第2波」への警戒感を背景に売り物が先行した。

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