ニューヨーク貴金属市況=米金利低下一服やドル堅調を眺めて金は反落

2020/06/13 6:00:00

 週末12日のニューヨーク貴金属市場は、パラジウムを除き下落。
 NY金は反落。前日の強地合いを引き継いで、一時1トロイオンス=1750ドル台に乗せる場面がみられたものの、米国の長期金利低下が一服したことや、週末要因からポジション調整の売り物が先行する格好で値を消す展開。ユーロ・ドル相場でのドル堅調も圧迫要因となり、小幅ながらマイナスサイドで引けた。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)が12日に公表した金融政策報告書で、新型コロナウイルス流行による経済活動への打撃によって家計と企業のバランスシートは「持続的に脆弱」な状況に陥るとの見方を示し、最近のデータは「実質米国内総生産(GDP)が第2・四半期に急激に縮小する」と指摘しており、安全資産としての「金」買いへの思惑も根強い。
 NY白金は続落。NYダウ平均が一時800ドル超の上昇となったことなどから、買い物が先行する場面がみられたものの、NYダウが上げ幅を縮小したほか、ドル高による割高感からの売りも見受けられ、マイナス圏に転じた。

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