ニューヨーク貴金属市況=金は一時1750ドルを試すも、その後軟化

2020/06/19 6:00:00

 18日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み軟調。
 NY金は続落。NY取引開始前の電子取引では、緊迫化する朝鮮半島情勢や新型コロナウイルス感染拡大「第2波」への警戒感などを背景に投資家がリスク回避姿勢を強め、安全資産とされる金を買う動きが広がったことから一時1750ドルの節目を試すなど値を伸ばしていた。しかしNY取引開始後は、米ニューヨーク市のデブラジオ市長が22日に経済活動再開の第2段階に移行すると正式発表したことで過度なリスク回避ムードが和らいだほか、6月のフィラデルフィア連銀・製造業景況指数や5月の米景気先行指数が良好だったこともリスク回避ムードを弱めたため、一転して売り物が先行する流れとなった。
 NY白金は大幅続落。米ニューヨーク市の経済活動再開の第2段階移行や総じて良好な米経済指標に対する反応は鈍く、新型コロナウイルス感染拡大「第2波」への警戒感などから欧米株価が下落したことを眺めた売りが優勢の展開となった。

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