ニューヨーク貴金属市況=金は7年9カ月ぶりの高値を付けたものの反落

2020/06/25 6:00:00

 24日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み反落。
 NY金は反落。全米50州のうち半分以上の州で、新型コロナウイルスの感染拡大が報告されていることを背景に、経済活動が再び停滞するとの懸念が強まったことから、投資家のリスク回避姿勢が広がり、相対的に安全資産とされる金を買う動きが強まり、夜間取引では一時2012年10月以来約7年9カ月ぶりの高値を付けていた。ただ、その後は最近の買われ過ぎ感に対するテクニカル売りが強まったほか、トランプ米政権が欧州連合(EU)および英国からの輸入品に新たな関税を課すことを検討しているという一部報道が伝えられたため、ドルが対ユーロで堅調となり、ドル建てで取引される金の割高感が広がったことから反落となった。
 NY白金は新型コロナ感染拡大「第2波」への警戒感による世界経済の先行き不透明感が広がり、白金の需要減退観測が広がったことに加え、米株価やパラジウムの下落に連れる格好で、一時は15日以来800ドルの節目を割り込む反落となった。

関連ニュース(貴金属)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ