ニューヨーク貴金属市況=金は小反落

2020/07/15 6:00:00

 14日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み反落。
 NY金は小反落。最近の買われ過ぎ感に対するテクニカル売りに、東京時間帯の夜間取引で1800ドルの節目を割り込んだうえ、本日発表された6月の米消費者物価指数とコア指数がそれぞれ市場予想を上回り、米株価が堅調に推移していることから、投資家のリスク回避姿勢が和らぎ、安全資産として買われていた金を売る動きが広がっていた。ただ、その後は、西部カリフォルニア州のニューサム知事は13日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、幅広い領域で屋内の活動を再び停止するよう州全土に命じたほか、南部フロリダ州でも同日、感染者が新たに1万2000人以上増えた。世界の感染者も1300万人を超えるなど、新型コロナの感染再拡大に歯止めが掛かっていないことから、改めて投資家のリスク回避姿勢が広がり、安全資産とされる金を買う動きが強まり、下げ幅は限定的となった。
 NY白金はパラジウムの下落に連れ安となったうえ、引き続き新型コロナの感染再拡大への懸念を背景に、需要減退観測が広がり反落となった。

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