ニューヨーク貴金属市況=金は米中対立を懸念した買いが優勢となり小反発

2020/07/16 6:00:00

 15日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み反発。
 NY金は小反発。米バイオ医薬品企業モデルナは14日、開発中の新型コロナウイルスのワクチン候補について、臨床試験(治験)の最終段階に当たる第3相試験を27日ごろに開始すると発表。ワクチン開発への期待感が高まり欧米株価が上昇したことから、投資家のリスク回避姿勢が後退し、安全資産として買われていた金を売る動きが優勢となり、取引序盤は続落となっていた。ただ、その後はトランプ米大統領が14日、ホワイトハウスで記者会見し、香港に認めてきた経済面などの優遇措置を廃止する大統領令に署名したと発表。これに対し、中国外務省は15日、同法成立について「断固反対し、強く非難する」と表明。米中両国の対立が先鋭化しており、投資家のリスク回避姿勢が広がったため、安全資産の金買いが優勢となり、小幅ながら反発となった。
 NY白金はパラジウムや米株価の上昇に連れる格好で反発となった。

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