東京貴金属見通し=金は押し目買い有利か

2012/07/06 4:30:25

<金>
 今週の東京金は、NY金が戻り基調となり概ね堅調に推移したことで、水準を切り上げる展開となった。
 来週は今週の上昇でトレンドが上向いたため、買い方有利で取引されそう。今週欧州中央銀行(ECB)と中国人民銀行が相次ぎ利下げを発表し、世界的な金融緩和の流れの継続が確認されたことと、穀物が天候要因から上昇しインフレリスクを膨らませつつあることは、ゴールドにとって支援材料だ。押し目買い姿勢で対処すべき局面と読む。
 来週の先限予想中心レンジは4000円〜4250円。

<白金>
 今週の東京白金は上伸。欧州債務問題への対策が進むとの期待感や、欧米の金融緩和観測を受けた買いが入り急伸したが、6月18日高値3863円を越えられず、戻り高値は売られる展開となった。また、欧州圏と中国の利下げや、英国の量的緩和拡大の決定が、世界経済の先行きへの警戒感の強さを示すと市場で受け止められたことも圧迫材料となった。
 ただ、南アフリカでの操業を主とする白金生産大手アクエリアス・プラチナ社が、経済状況が好転するまで、資金節約と資源温存のために、掘削作業を制限すると発表。現在の白金市場は価格下落や需要低迷、コスト上昇などが経営を圧迫している。操業再開は9月21日を予定しているが、短期的な需給ひっ迫観測に支えられ、来週は比較的底堅く推移すると予想される。
 来週の予想レンジは先限ベースで3600円〜4000円。

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