ニューヨーク貴金属市況=金は続伸、一時1900ドル台に乗せる

2020/07/25 6:00:00

 週末24日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は続伸。米政府がテキサス州ヒューストンにある中国総領事館の閉鎖を求めた問題で、中国外務省は24日、対抗措置として、四川省成都市にある米総領事館の閉鎖を通知したと発表した。米中両国は、新型コロナウイルスへの対応や、知的財産権問題、香港統治や南シナ海の領有問題などで対立、一段の関係悪化が懸念され、安全資産としての「金」が買われる展開。ユーロ・ドル相場でのドル安基調が続き、ドル建て金相場に相対的な割安感が強まったことに加え、米国内の新型コロナウイルス感染者数が急速なペースで拡大を続けており、景気先行きに対する警戒感も金相場の押し上げ要因となり、一時1トロイオンス=1904.60ドルまで上昇した。
 NY白金は反落。ユーロ・ドル相場でのドル軟化に伴う相対的な割安感や、金相場の上伸を眺めた買いにプラス圏で推移する場面がみられたが、前日高値に届かず、その後は欧米株価の下落を眺めて売られる展開となった。

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