ニューヨーク貴金属市況=金は連日の史上最高値更新も、その後上げ幅削る

2020/07/30 6:00:00

 29日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は9営業日続伸。米中対立激化や新型コロナウイルスの感染再拡大などを背景に買われやすくなっている最近の流れを継続。清算値(終値)確定後の電子取引では、米連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を0.00〜0.25%で据え置くことを決め、事実上のゼロ金利を継続。FOMC終了後の声明ではゼロ金利の長期化が改めて示されたこともあり、金利を生まない資産である金は買いが加速して一時1974.90ドルまで急伸。28日高値1974.70ドルを上抜き連日の史上最高値更新を記録したが、その後は高値達成感などから利益確定売りが急速に膨らむ場面もあるなど荒い値動きとなっている。
 NY白金は大幅反落。新規の独自材料に乏しい中、同じ白金系貴金属であるパラジウムが一時前日比で200ドル超の大幅安となり、これに連れて売り物が膨らむ展開となった。

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