ニューヨーク貴金属市況=金は大幅反発、一時2000ドルに到達

2020/08/01 6:00:00

 週末31日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み上昇。
 NY金は大幅反発。対ユーロでのドル安基調が継続し、ドル建てで取引される金の割安感が生じていることに依然支えられる中、この日発表された今年第2四半期(4〜6月期)のユーロ圏域内総生産(GDP)速報値が、前日発表の米GDPに続いて過去最大の落ち込みを記録。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う世界的な景気不透明感が強まる中、景気回復が想定より遅れるとの懸念が一段と広がり、安全資産とされる金は上げ足を強める格好。一時は2000ドルの大台に初めて到達するなど大きく水準を切り上げる展開となった。
 NY白金は反発。前日の大幅下落に対する反動で買い戻しが入ったほか、パラジウムの下げ止まりや金の大幅高を眺めた買いも見受けられる格好。ただ、ユーロ圏GDPが過去最大の落ち込みを記録したことなどに圧迫されたためか、頭重さも目立った。

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