東京貴金属見通し=金、一段安は買い拾い処か

2012/07/13 17:08:37

<金>
 今週の東京金は、ユーロ安などを背景にNY金が軟調に推移したため、水準を切り下げる展開となった。
 来週は、今週11日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受け早期のQE3(量的緩和第3弾)に対する期待が後退し、買い材料が見当たらない状況下にあることで、下押し圧力の強い取引となりそう。引き続きユーロ安によるリスク回避の動きも懸念要因か。ただ、国内金先限の4000円割れ水準は買い拾い処であることを日足チャートが示している。弱気になり過ぎることなく、買い拾う投資姿勢も求められる局面があると読む。
 来週の先限予想中心レンジは3950円〜4100円。

<白金>
 今週の東京白金は下落。欧州と中国の景気後退観測が、自動車の排ガス除去装置の触媒に用いられる白金系貴金属(PGM)の工業用需要全体を押し下げた。
 欧州連合(EU)の債務危機への対応として発足する欧州安定メカニズム(ESM)の稼動は、ドイツの反対により予定の7月から大きく遅れる見込み。また、米大手格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスのイタリア国債格下げや、中国の4〜6月の国内総生産(GDP)伸び率が3年ぶりに8%を割り込んだことも弱材料。
 直近の安値は6月29日の3546円。同水準を下回れば2011年12月30日安値3468円も視野に入る。また、この水準を割り込むと、目処となる支持線が無いため大幅下落する可能性もある。
 来週の予想レンジは先限ベースで3400円〜3800円。

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