貴金属市況=金と白金は共に下落、パラジウムは急騰

2020/11/10 15:25:35

 10日の大阪取引所の貴金属市場は、金と白金が共に下落。
 金標準は大幅下落。新型コロナウイルスのワクチン開発をめぐる楽観論の広がりから、投資家のリスク選好姿勢が高まると共に、安全資産とされる金を売ってリスク資産を買う動きが強まった。売り一巡後は、安値からは買い戻され下げ幅を縮小したものの、値を戻すには至らず、大幅下落して取引を終えた。
 白金標準は下落。ニューヨーク白金先物相場の下落を映した売りが入り、軒並みマイナス圏に値を沈めて取引を終えた。
 また、パラジウムが急騰。米大統領選でのバイデン前副大統領の勝利を受け、同氏が掲げる地球温暖化対策強化と共にトランプ政権下で米国が離脱した国際枠組み「パリ協定」への復帰が見込まれることで、環境規制の強化により、自動車触媒に用いられるパラジウムが需要増加観測を背景とした買いが入り急騰した。

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