東京貴金属見通し=金は戻り歩調か

2012/07/20 17:29:25

<金>
 今週の東京金は、NY金が追加金融緩和(QE3)期待感の後退を要因に下落したことを受け、概ね軟調推移を強いられた。
 来週は、悪材料を織り込み水準を切り下げたことや原油・穀物など他の商品の地合いが確りしていることを背景に買い戻される動きとなりそう。日足チャート上でも先限の4000円割れ水準が下値抵抗線となり、テクニカル買いが期待できる様相だ。ただ、最近の中国の景気減速傾向が金投資の盛り上がりを削ぐ要因になっていると指摘されており、戻りの足は鈍いものとなりそう。
 来週の先限予想中心レンジは3950円〜4100円。

<白金>
 今週の東京白金は軟調。長期化する欧州債務問題や米経済指標の不振を背景とした、世界的な景気後退懸念に圧迫され、直近の安値(6月29日3546円)を視野に下値を探る展開となった。
 ただ、米国の経済指標が低調なため追加金融緩和観測(QE3)への期待感が強まる可能性がある。7月末に予定されている次回の連邦公開市場委員会(FOMC)では見送られるが、早ければその次の9月会合で実施されるとの見方が台頭している。また、主要生産国南アフリカ共和国で、鉱山会社が白金価格の下落にともない減産を行っていることも下支え要因。中長期的には地合いが好転するとの期待感が相場を支えており、買い材料がないため急騰は考えにくいが、来週は現在の値位置での値固めを試す展開になると予想する。
 来週の予想レンジは先限ベースで3500円〜3800円。

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