NY金:14日アジア時間帯の取引で下落、米長期金利の上昇で

2021/01/14 14:17:59

 1月14日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金相場は、アジア時間帯の取引で下落。中心限月の期近2月限は日本時間午前11時30分過ぎに前日比28.30ドル(1.52%)安の1826.60ドルの安値を付けた。
 米メディアが1月14日に発表が予定されているバイデン次期米大統領の経済対策方針で、新型コロナウイルス経済対策が総額2兆ドル規模になると伝えた。この報道を受けて、米長期金利の指標である10年債利回りが1.07%台から1.11%台に上昇したうえ、つれてドルも上昇したことから売りが優勢となった。
 金は一般的に経済対策の結果として生じるインフレと通貨価値低下をヘッジする手段とみなされ強材料とされている。ただ、国債の利回り上昇で金利の付かない金を保有する機会費用が高まるため弱材料でもあり、金にとって経済対策による財政出動は強弱双方の影響を与える。

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