貴金属市況=金と白金は共に堅調

2021/02/16 15:16:07

 16日の大阪取引所の貴金属市場は、金と白金は共に堅調。
 金標準は堅調。円安をみた買いや白金など他の貴金属の上伸になびいた買いが入り値を伸ばした。また、イタリアの首相にドラギ前欧州中央銀行(ECB)総裁が就任し、政局不安が後退したことで、ユーロ高ドル安が進行。ドル建てのニューヨーク金相場は割安感からの買いに支えられて上伸した。
 白金標準は上伸。欧州で新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、感染拡大に伴うロックダウン(都市封鎖)が解除され経済活動が上向く中、需要回復期待を背景とした買いが入った。また、南アフリカ共和国からの供給減少懸念や世界的な環境規制の強化による需要増加見通しなども引き続き支援材料となり、期先12月限は高値4524円(前日比225円高)をつけ、2015年5月27日(高値4525円)以来、5年9カ月ぶりの高値を記録。その後は買い方の手じまい売りなどに上げ幅を削られたが、軒並み上伸して取引を終えた。

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