貴金属市況=金と白金は共に下落

2021/03/12 15:23:20

 12日の大阪取引所の貴金属市場は、金と白金が共に下落。
 金標準は下落。昨日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会でユーロ圏の国債利回り上昇に歯止めをかけるため、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の買い入れを4〜6月期に大幅に加速する方針を決定したことで、米長期金利が一時下落。金利を生まない資産である金は買われて上伸した。しかし、その後は、バイデン米大統領が掲げる新型コロナウイルス流行に対応する1兆9000億ドル規模の経済対策法案が成立したことや、米労働省が発表した週間の新規失業保険申請件数が改善を示し、景気の回復加速への期待感を背景に投資家のリスク選好姿勢が高まると共に、安全資産とされる金は売られる展開となった。
 白金標準は下落。世界的な景気回復への期待感から買いが入り上伸する場面もあったが、金の下落になびいた売りに下押され、引けにかけて下落して取引を終えた。

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