17日のNY金、米FOMC結果公表後に上昇

2021/03/18 8:27:21

 今朝のNY金は1740ドル台での取引。
 17日のNY金は米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表後に上昇。米FOMC結果に注目が集まる中、米長期金利の指標である10年物国債利回りが午前に一時1.68%台に大幅上昇したことが弱材料となり、1720ドル台前半に下落。しかし、清算値(終値)確定後に米FOMC結果が公表され、早期利上げ観測が後退したことから、売り方の買い戻しなどが活発化。中心限月の期近4月限は一時、前日比19.70ドル高の1750.60ドルと、3月1日(1757.40ドル)以来約2週間半ぶりの高値を付けた。
 米FOMC後に公表された参加者の政策金利見通しで、事実上のゼロ金利が少なくとも2023年末まで続くとの見通しが維持された。市場では利上げ時期が前倒しされるとの見方が広がっていたため、「政策金利見通しはかなりハト派的」と受け止められ、金利を生まない資産である金には強材料となった。また、パウエル米FRB議長が会合後の記者会見で、テーパリング(資産購入の段階的縮小)の検討開始について「まだその時期ではない」と発言したことも、支援材料となった。

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