米長期金利は低下したが、為替のドル高進行が弱材料に

2021/03/26 10:43:03

 ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、2021年3月25日現在で前週比5.25トン減少の1043.03トン。  3月19日に前日比3.50トン増加と、3月2日以来約2週間半ぶりの増加。しかし、その後は23日と24日に減少し、2020年4月23日(1042.46トン)以来11カ月ぶりの低水準を記録。また、3月は前月末比で50トン減少しており、月間ベースでは2020年10月以来6カ月連続の減少となる見込みで、これは2013年1月から2014年1月の13カ月連続減少以来の長さ。  米長期金利の指標である10年物米国債利回りは3月18日に2020年1月末以来となる1.75%台に上昇した後、今週の2年債と5年債の入札で一定の需要が示されたことから、1.58%台まで低下。しかし外国為替市場でのドル高が弱材料となっている。欧州での新型コロナウイルス感染第3波をめぐる懸念、新型コロナワクチン接種の遅れ、各国での行動規制の強化などを背景にドル高・ユーロ安が進行。主要6通貨で構成されるドル指数は25日に一時92.917と、2020年11月13日(93.005)以来4カ月半ぶりの高値を付けた。

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