NY金、好調な米経済指標が圧迫材料

2021/04/06 14:53:49

 4月2日に発表された3月の米雇用統計は、景気動向を敏感に反映する非農業部門就業者数が前月比91万6000人増加と、市場予想の64万7000人増加を大幅に上回り、2020年8月(158万3000人増加)以来7カ月ぶりの大きな伸びを記録。好調の目安とされる20万人増加を3カ月連続で超えた。失業率は6.0%と前月から0.2ポイント改善。また、5日に発表された3月の米ISMサービス業購買担当者景況指数(PMI)は63.7と市場予想の59.0を大幅に上回り、2018年10月(60.9)を抜く過去最高水準を記録したことは、新型コロナウイルスワクチン接種の進展と政府の大規模な景気支援策により、米経済が力強く回復していることが示された。
 連休明け4月5日のニューヨーク市場では、好調な米経済指標を受けて早期の景気回復への期待が高まり、リスク選好ムードが広がる中、リスク資産である株式が買われNYダウ平均は終値で史上最高値を更新。一方、安全資産とされる金は売られたが、外国為替市場でのドル安・ユーロ高に伴う割安感からの買いに支えられ、NY金の中心限月の期近6月限は連休前1日の終値(1728.40ドル)水準で取引された。
 ただ、NY金が1750ドルの節目を突破し上値を伸ばすには、米長期金利が高止まりしていることや米景気回復への期待が圧迫材料となっているうえ、手掛かりとなる買い材料にも欠けている。今週の注目イベントは、米連邦準備制度理事会(FRB)が日本時間3月8日午前3時に公表する3月16〜17日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨。

関連ニュース(貴金属)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ