2021年3月の金ETF現物保有量は減少−WGC

2021/04/09 11:46:16

 国際的な産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)は4月9日、世界の金上場投資信託(ETF)の現物保有量の推計を発表。世界の金ETFの現物保有量の合計は3月31日時点で前月比107.51トン減の3573.64トンとなり、2カ月連続で減少。金額ベースでは1944億8246万4473ドルとなり、2000億ドルの大台を割り込んだ。  金ETFの現物保有量は2020年10月12日に3912.90トンの過去最高を記録した後は減少傾向が続き、2021年1月に一時増加したが、その後は再度減少している。米長期金利の上昇傾向や米株式市場の高騰を受け、金ETFからの資金流出が継続している。  地域別では、特に北米の資金流出量が多く、2021年第1四半期の減少量のうち、約86%を占めている。欧州地域でも減少が続き、英国の金ETFからの流出が多い。一方、中国の金ETFへ資金が流入したことで、アジア地域全体の金現物保有量が増加した。  バイデン米政権が発足し、米連邦準備制度理事会(FRB)のハト派姿勢が維持され、米国では追加財政刺激策への期待感が高まる中で、投資家のリスク選好姿勢が回復。また、米連邦準備制度理事会(FRB)は17日、金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、事実上のゼロ金利政策が少なくとも2023年末まで続くとの見通しを据え置いた。21年の実質経済成長率予想を6.5%へと大幅に引き上げる一方、新型コロナウイルス危機からの持ち直しに時間がかかると想定。金融緩和を長期間維持し、景気を支える姿勢を強調したことで、米景気回復への期待感が高まる一方、安全資産とされる金にとっては弱材料となった。

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