貴金属市況=金と白金が共に上伸

2021/04/16 15:25:35

 16日の大阪取引所の貴金属市場は、金と白金が共に上伸。
 金標準は上伸。米国とロシアの対立への懸念から安全資産として買われた他、米長期金利の下落やドル安によりドル建て金を保有する機会費用が低下したことでニューヨーク金相場が上伸した流れを映した買いが入り、国内金は上伸した。ただ、新型コロナウイルスワクチンの接種拡大や経済活動の正常化進展を背景に投資家のリスク選好姿勢が強まっており、金の上値は限られそうだ。
 白金標準は上伸。良好な米経済指標を受け、優良株で構成するダウ工業株30種平均が史上初めて3万4000ドル台に乗せたことを背景に、景気回復への期待感が強まったことが、工業用需要の割合の高い白金の買い材料となった。

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