貴金属市況=金と白金は共に下落

2021/04/30 15:18:12

 30日の大阪取引所の貴金属市場は、金と白金が共に下落。
 金標準は下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)では金融緩和の縮小(テーパリング)開始時期の議論が改めて時期尚早とされ、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融緩和姿勢の継続が確認された。ただ、バイデン大統領は演説で経済成長ペースを速めるため、4兆ドル規模の巨額投資を提案。国債増発に対する懸念も広がり、米長期金利の指標とされる10年債利回りが上昇したことが、金利を生まない金にとっては弱材料となった。
 白金標準は下落。米長期金利の下落を背景とした対ユーロでのドル高を受け、ドル建てニューヨーク白金が下落した流れを映し、国内市場も下落して取引を終えた。

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