東京貴金属見通し=金は値動きの荒い展開か

2012/07/27 17:23:46

<金>
 今週の東京金は水準を切り下げた後、ユーロの反発と米追加金融緩和(QE3)期待感の拡大を背景に戻り歩調となり、場味を回復させる形での越週となった。
 来週は、米連邦公開市場委員会(FOMC)、欧州中央銀行(ECB)理事会、米雇用統計など重要イベントが控えているため、値動きの荒い相場となりそう。悪材料を織り込み水準を切り下げた後の戻り歩調であるため、買い方有利の流れのようだが、FOMCでQE3見送りとなった場合は前回同様失望売りを誘い下押し圧力が強まりそう。後手後手にならぬよう注意すべき局面のようだ。
 来週の先限予想中心レンジは3980円〜4180円。

<白金>
 今週の東京白金は底堅い展開。欧州債務危機を巡る需要後退懸念を背景に一時軟化したが、南アの鉱山会社が価格維持のため生産量を減らす方針を示していることや、週末に欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が、ユーロ圏を崩壊させないよう、あらゆる措置を講じるとの意向を示し、追加金融緩和への期待感が高まったことで、3500円での値固めを試す動きとなった。
 白金生産大手アクエリアス・プラチナ社に続き、白金生産世界3位の英系企業ロンミンも26日、12〜14会計年度の設備投資計画を縮小すると発表。白金価格下落に対して、生産量を減少させていることは支援材料。しかし、欧州債務問題解決への筋道が示されない限りは、需要低迷への懸念から相場への下押し圧力が継続するため、来週は上値の重い展開になると考えられる。
 来週の予想レンジは先限ベースで3500円〜3800円。

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