19日のNY金、清算値確定後に値を消す

2021/05/20 8:31:48

 今朝のNY金は1860ドル台後半から1870ドル台前半での取引。
 19日のNY金は朝方、インフレ懸念や為替のドル安・ユーロ高に加え、金のインフレヘッジとしての地位を脅かすともされていた暗号資産(仮想通貨)ビットコインの急落が買い材料となり上昇。中心限月の期近6月限は一時、前日比23.30ドル高の1891.30ドルと、中心限月の継続足としては1月8日(1915.20ドル)以来約4カ月半ぶりの高値を付けた。
 しかし、清算値(終値)確定後に公表された4月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、複数の参加者が景気が急回復すれば量的緩和の縮小に向けた議論を「今後開く会合のある時点で始めることが適切」との認識を示したことが明らかとなった。これを受けて、米長期金利の指標である10年物米国債利回りが1.69%に上昇し、為替がドル高・ユーロ安に振れたことで売られマイナス圏に沈み、期近6月限は前日比6ドル安の1862ドルまで下落した。

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