SPDRゴールド・シェアの現物保有量、1カ月半ぶりの高水準

2021/05/21 11:20:20

 ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、2021年5月20日現在で前週比12.81トン増加の1037.09トン。
 5月14日に前日比4.08トン増加、17日に同7.57トン増加した後、19日に同4.66トン減少したが、20日に同5.82トン増加し、3月31日(1037.50トン)以来1カ月半ぶりの高水準となった。

 今週は暗号資産(仮想通貨)の価格が急落。今年3月中旬に6万ドルを突破していた代表的なビットコイン(BTC)価格が5月19日に4万ドルの大台を割り込み、下落率が一時20%を超えた。
 米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が5月12日、ビットコイン決済によるテスラ車の購入を一時停止すると表明。さらに、中国の金融業界団体が18日、金融機関による暗号資産関連サービスの提供を禁止する規制策を発表したことが下押し圧力となった。インフレヘッジとしての金の地位を脅かすとされているビットコインの急落は、金の見直し買いにつながり、金ETFにも投資資金が流入したことが予想される。

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