CFTC建玉報告:NY金(5月25日時点)

2021/05/31 12:58:50

 期間中のNY金は上伸。米連邦準備制度理事会(FRB)が19日に公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨によると、一部の参加者は景気回復の急速な進展が続くことを前提に、金融政策の変更を検討し始める準備が整っているとの立場を示唆。緩和縮小懸念が強まったことから金相場は一時下落した。
 しかし、中国人民銀行(中央銀行)や銀行保険監督管理委員会など関連当局で構成される中国政府の金融安定発展委員会は21日、ビットコインの「マイニング(採掘)」や取引を取り締まる方針を公表。これを受け、代表的な暗号資産ビットコインが急落すると、暗号資産の高騰場面で売られた金へと投資資金が回帰した。
 また、複数の連米FRB当局者らが緩和的な金融政策を当面は維持する姿勢を示したことを受け、市場予想より早い時期に量的緩和の縮小、もしくは利上げが示唆されるとの観測が後退したことも、金相場の下支え材料となった。米シカゴ連邦準備銀行のエバンズ総裁は25日、米国の巨額財政支出がインフレ高進を招くと警鐘を鳴らすサマーズ元財務長官の主張に「インフレ(加速)の正確な仕組みや深刻さを説明していない」と反論。米金融緩和策の変更が必要なリスクはないと明言している。

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