貴金属市況=金と白金が共に下落

2021/06/16 15:36:53

 16日の大阪取引所の貴金属市場は、金と白金が共に下落。
 金標準は軟調。16日(日本時間17日午前3時)に米連邦公開市場委員会(FOMC)声明発表を控える中、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融緩和策の縮小に向けた議論を示唆するのではないかとの警戒感から売りが入り下落。ただ、全般的に様子見姿勢も強く、売り一巡後は時間外の電子取引でドル建てNY金が買い戻された流れを映し、下げ幅を縮小して取引を終えた。
 白金標準は下落。新規材料に乏しい中、玉次第の動きとなった。世界的な半導体不足に伴う自動車触媒需要の減少懸念が相場を圧迫し、目先は上値の重い展開が見込まれる。

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