16日のNY金、米FOMC結果を受け急落

2021/06/17 8:36:56

 今朝のNY金は1810ドルでの取引。
 16日のNY金の清算値(終値)は前日比5.00ドル高の1861.40ドルと4営業日ぶりに反発。しかし、清算値確定後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)参加者の政策金利見通しで、利上げ時期が3月時点の2024年以降から2023年に前倒しされた。さらに、米FOMC後の会見で米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が「量的金融緩和策の縮小について議論を始めた」と明らかにした。市場では米FOMC結果が「タカ派的」内容と受け止められ、米長期金利の指標である10年物米国債利回りが1.5940%に上昇し、ドルが対ユーロで1カ月半ぶりの高値水準となったことで、金は売りが先行した。
 中心限月の期近8月限は一時、前日比52ドル(2.8%)安の1804.40ドルと、中心限月の継続足で5月6日(1781.80ドル)以来約1カ月半ぶりの安値を付けた。

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