貴金属市況=金と白金が共に下落

2021/06/21 15:20:13

 21日の大阪取引所の貴金属市場は、金と白金が共に下落。
 金標準は軟調。海外安を見た売り押され、軒並み下落して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)がタカ派的姿勢を強めることで、対主要国通貨でのドル高が進行し、ドル建て商品相場全般が下落する可能性があるとの見方や、量的緩和の縮小(テーパリング)への懸念が強まったことなどが圧迫材料。ただ、米10年債利回りが低下していることが下支え材料となり、売り一巡後は下げ幅を縮小した。
 白金は下落。パラジウムの下落になびいた売りや、テクニカルの売りが入り大幅下落。2月1日(安値3582円)以来、4カ月半ぶりの安値圏に値を沈めた。

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