CFTC建玉報告:NY金(6月15日時点)

2021/06/22 12:51:01

期間中のNY金は下落。15日、16日両日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、量的金融緩和策の縮小(テーパリング)時期の議論の開始が示唆される可能性があるとの警戒感が売り圧力を強めた。また、マクロン仏大統領が10日、主要7カ国首脳会議(G7サミット)に際して行った記者会見で、アフリカ諸国への援助の資金に、国際通貨基金(IMF)が保有する金準備の一部を売却して当てる提案が含まれていたことや、仮想通貨(暗号資産)ビットコインの上伸なども市場関係者の関心を呼び、弱材料視された。
なお、期間後の16日、米FOMC後のパウエル米FRB議長による記者会見で、テーパリング議論の開始が示唆されたことは想定内だったが、米FRBメンバーによる政策金利の先行き予測(ドットチャート)で、当局者の過半数が23年までに2回の利上げを予想し、従来の24年の利上げ見通しから前倒しされたことで、米FRBがタカ派的な姿勢に転じたとの市場の見方が強まり、ドル建てNY金価格は1700ドル台後半まで下落した。

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