2021年7月の世界の金ETF、前月比小幅増

2021/08/06 15:14:09

 有力産金業界団体のワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が8月6日に発表した2021年7月の世界の金上場投資信託(ETF)の現物保有量は3635.8トンと、前月から11.0トン増加。欧州とアジアの保有量は増加したものの、北米の減少によってほとんどが相殺された。
 7月は後半にかけて、インフレ率の上昇にもかかわらず世界的な成長見通しが不透明であることが懸念され、金融緩和政策を継続するという中央銀行のコミットメントが再確認されたため、金価格の回復とともにETFへの資金流入が見られた。

●地域の概要
 前月とは逆に7月の主な資金流入は欧州で、現物保有量は前月比17.1トン増加の1577.0トン。欧州中央銀行(ECB)が金融政策の成長を支援することを約束した後、金ETFへの資金流入は国やファンドの規模を超えて発生し、特にドイツと英国に多く流入した。
 北米は前月比7.3トン減少の1865.8トン。米国の大規模な金ETFである「SPDRゴールド・シェア」と、「iシェアーズ ゴールド・トラスト」から資金が流出。
 「SPDRゴールド・シェア」は前月比14.3トン減少、「iシェアーズ ゴールド・トラスト」は同5.2トン減少。

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