23日のNY金は上伸、1800ドル台を回復

2021/08/24 9:06:13

 23日のNY金は上伸。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比22.3ドル高の1806.3ドル。
 新型コロナウイルス変異株感染が世界的に拡大する中、世界経済の減速懸念を背景に、市場では米連邦制度準備制度理事会(FRB)による量的緩和策の縮小(テーパリング)時期への後ズレ観測が高まった。これを受け、外国為替市場では対主要国通貨でのドル高が進行。ドル建てNY金は割安感からの買いが入り上伸すると共に、2週間ぶりに1800ドル台を回復した。
 市場では、パウエル米FRB議長が米東部時間27日午前10時(日本時間同午後11時)に予定している、米経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)での講演で、テーパリングについての踏み込んだ発言を行うかどうかが注目されている。

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