27日のNY金は小幅高、パウエル米FRB議長の議会証言を控え

2021/09/28 8:55:41

 27日のNY金は小幅高。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比0.30ドル高の1752.0ドル。
   米連邦準備制度理事会(FRB)による年内の量的緩和の縮小(テーパリング)開始見通しや米利上げ開始時期の前倒し観測などを受け、米長期金利の指標となる10年債利回りが上昇。最近の米経済指標が堅調なこともあり、対主要国通貨でのドル高が進行し、ドル建てNY金は一時下落。その後は、中国不動産大手、中国恒大集団の経営危機を巡る懸念を背景に、安全資産としての買いが入り値を戻したが、全般的に弱含みの展開となった。
 また、28日にはパウエル米FRB議長の議会証言やイエレン米財務長官の議会証言を控え、今後の金融政策に関する新たな手掛かりが得られるか発言内容が注目されていることも、市場の様子見姿勢を強めている。

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