4日のNY金は3日続伸、原油高を受けたドル安などを支援材料に

2021/10/05 9:17:37

 4日のNY金は3日続伸。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前営業日比9.20ドル高の1767.60ドルとなった。
 石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」は4日、協調減産を11月も日量40万バレル縮小する方針を確認。世界経済が新型コロナウイルス感染拡大前の水準へ回復する中、今後もエネルギーを巡る供給逼迫が続くとの見方が強まり、市場のインフレ懸念が強まった。これを受け、米ドルはエネルギー価格に敏感に反応しやすい通貨に対し下落。主要6通貨で構成されるドル指数が下落したことから、ドル建てNY金は割安感からの買いが入り上伸した。
 また、バイデン米大統領は同日、共和党が民主党と協力して連邦債務上限引き上げに賛成票を投じない限り、米国が債務不履行に陥らないと保障することはできないと発言。米国の債務上限問題への懸念が払しょくされていないことも、安全資産として金が買われる要因となった。
 今週は国慶節の祝日のため中国市場が7日まで休場となるため全般的に様子見姿勢が強まる中、8日に発表される米雇用統計に市場の注目が集まっている。

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