5日のNY金は反落、好調な米経済指標や米長期金利の上昇を受け

2021/10/06 9:26:12

 5日のNY金は反落。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比6.7ドル安の1760.90ドルとなった。
 米サプライ管理協会(ISM)が5日に発表した9月のサービス業購買担当者景況指数(PMI)は61.9と、前月の61.7から小幅上昇。新型コロナウイルス感染拡大が継続する中、供給制約と物価高で伸びは抑制されたが、市場予想の60.0を上回ったことで、外国為替市場では対主要国通貨でのドル高が進行し、ドル建てNY金は割高感からの売りが入り下落。また、米連邦債務上限引き上げを巡る懸念やインフレ懸念を背景に、米長期金利が上昇したことも、金利を生まない資産である金にとっては弱材料となった。
 ただ、週末に米雇用統計の発表を控えて全般的に様子見姿勢が強く、売り一巡後は買い拾われ、下げ幅を縮小する展開となった。8日に公表予定の米9月の非農業部門雇用者数は48万8000人の雇用増が予想されている。

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