6日のNY金は小幅高、強弱材料が交錯

2021/10/07 8:53:42

 6日のNY金は堅調。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比0.90ドル高の1761.80ドルとなった。
 米国の共和党のマコネル上院院内総務は6日、12月まで米債務上限の一時的拡大を容認すると表明。米民主・共和両党が連邦債務上限引き上げで合意し、米国の債務不履行(デフォルト)が避けられるのではないかとの楽観的な見方が強まる中、米長期金利の指標となる10年債利回りが下落したことが、金利を生まない資産である金の支援材料となった。原油価格の高止まりを背景としたインフレ高進への懸念も下支え要因。しかし、米連邦準備制度理事会(FRB)による量的緩和の縮小(テーパリング)の年内開始見通しや、対主要国通貨でのドル高が進行したことなどが相場の上値を押さえ、強弱材料が交錯する中、NY金は小幅高となった。

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