7日のNY金は反落、米雇用統計の発表を控えた動き

2021/10/08 8:52:10

 7日のNY金は反落。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比2.60ドル安の1759.20ドルとなった。
 7日に米労働省が発表した10月2日までの米週間新規失業保険申請件数は、前週比3万8000件減の32万6000件となり、4週ぶりに改善すると共に事前予想(34万8000件)よりも良好な内容となった。米労働市場の回復傾向が示され、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ時期の前倒し観測が強まったことで、米長期金利が上昇する一方、金利を生まない資産である金は売られて下落。ただ、8日(日本時間8日21:30)に9月の米雇用統計の発表を控えることで全般的には様子見姿勢が強く、下げ幅は限られた。
 なお、本日は中国の国慶節の連休が明け、同国の関係者が市場に戻るため、経営危機に陥っている中国不動産大手、中国恒大集団を巡る懸念も再燃しやすいことには注意したい。報道によると、恒大から債務保証を受けた企業が満期を迎えた社債の支払いを行わず、債務不履行(デフォルト)に陥る恐れが浮上している。

関連ニュース(貴金属)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ