18日のNY金は軟調、米長期金利の上昇に圧迫され

2021/10/19 9:19:24

 18日のNY金は軟調。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比2.60ドル安の1765.70ドルとなった。
 米連邦準備理事会(FRB)が利上げに近づいているとの観測を背景に短期・中期の米国債利回りが上昇。これにつられる格好で、対主要国通貨でのドル高が進行し、ドル建てNY金は割高感からの売りが入り下落した。その後は、米連邦準備制度理事会(FRB)が18日に発表した9月の米鉱工業生産統計は、製造業生産指数は0.7%低下と、市場予想の0.1%上昇に反して低下。また、企業がどれだけ資源を活用しているかを示す稼働率も全般的に低下したことで、ドルが売られ、金は買い戻されたが、米長期金利の高止まりを眺めた売りに圧迫され、上値の重い展開となった。

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