21日のNY金は下落、良好な米労働関連指標など手掛かりに

2021/10/22 8:48:29

 21日のNY金は下落。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比3.0ドル安の1781.90ドルとなった。
 中国不動産開発大手の中国恒大集団の経営危機への懸念から安全資産としての買いが入り上伸する場面もあったが、中国恒大が、支払いを見送っていた2億6000万ドル相当の社債について、償還期限の延長で社債保有者側と合意したとの報を受け、投資家のリスク回避姿勢が後退。また、米新規失業保険申請件数が1年7カ月ぶりの低水準を付け、労働市場の引き締まりを示唆する内容となり、米連邦準備制度理事会(FRB)による量的緩和の縮小(テーパリング)開始見通しが強まると共に、米長期金利の指標となる米10年債利回りが上昇。金利を生まない資産である金は売られて下落した。

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