25日のNY金は上伸、インフレ高進による景気減速懸念を背景に

2021/10/26 8:59:12

 25日のNY金は上伸。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比10.50ドル高の1806.80ドルとなった。
 世界的なエネルギー価格の上昇に伴うインフレ高進により、世界経済の回復が遅れるのではないかとの懸念から、インフレヘッジとしての買いが入り金は上昇。また、22日の米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の発言を受け、米FRBによる利上げ開始時期の見通しがやや後ズレしたことも、金利を生まない資産である金にとっては支援材料。ただ、28日に欧州中央銀行(ECB)定例理事会、11月2日、3日両日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて様子見姿勢も強く、全般的にはレンジ内の値動きに留まった。

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