15日のNY金は軟調、好調な米経済指標を眺め

2021/11/16 8:41:41

 15日のNY金は軟調。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比1.90ドル安の1866.60ドルとなった。
 米ニューヨーク連邦準備銀行が15日発表した11月のNY州製造業景況指数は、前月比11.1ポイント上昇の30.9に改善。市場予想の21.2を上回り、NY連銀が「製造業は急速に改善している」との認識を示したことから、米長期金利の指標となる米10年債利回りが上昇。金利を生まない資産である金は売られて下落した。対主要国通貨でのドル高も圧迫材料となった他、最近のインフレヘッジとしての買いによる急騰に対する、短期的に利益を確定する売りにも下押されている。

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